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  • 執筆者の写真Katsuhiro Suzuki

自律神経とは? その1

更新日:2023年10月24日

最近は、気候変動も激しく気候病・気象病?とか言われ

「自律神経が乱れ気味なので・・・」

など、よく耳にしますね~。


では、

「自律神経ってなに?」

と聞かれて、あなたは答えられますか?

なんとなく、、、?








緊張すると、交感神経

リラックスは、副交感神経


ぐらいは、ご存知かとはおもいます。


私たちの体は、1年365日、24時間、肺や心臓、胃腸といった臓器が一生懸命働いて、

酸素を取り込み、全身に血液を流し、食べたものを消化吸収してくれています。

その働きを自動的にコントロールしてくれているのが、自律神経です。

脳の真ん中辺りに視床下部という神経で、

人間が生きるための機能調整をする場所です。


自律神経は全身に分布していて、

血管、胃、腸管、肝臓、腎臓、膀胱、性器、肺、瞳孔、心臓、汗腺、唾液腺、消化腺など

の内臓を支配しています。

血圧や呼吸数、内臓の動きなど、全て自律神経が行っています。




自律神経系は、

交感神経系

副交感神経系


の2つに分けられます。



この神経には活動を促進する、

車でいうアクセルのような働きをする交感神経と、

休息を促すブレーキのような働きをする副交感神経があります。

その2つの神経が、

私たちが意識していないところで、アクセルを踏んだり、ブレーキを踏んだりして、

ONとOFFの切替スイッチを、

うまくバランスを取りながら、心と体の健康を保ってくれているのです。




暑いときには、交感神経が活発に働いて、汗をかくことで体温を調節をします。

食事のあとは、副交感神経が活発に働いて、消化吸収を助けてくれます。

交感神経が血管を収縮、副交感神経が血管を拡張させることで、

全身にスムーズに血液が流れているのです。


自律神経系は、以下のような機能をコントロールしています。


血圧

心拍数と脈拍数

体温

消化

代謝(そのため体重に影響を与えます)

水分と 電解質(ナトリウムやカルシウムなど)のバランス

体液(唾液、汗、涙)の分泌

排尿

排便

性的反応



多くの臓器は、交感神経系副交感神経系のどちらか一方によって

主に制御されていますが、

1つの臓器に対して両方の神経系がそれぞれ反対の作用を及ぼしている場合もあります。


自律神経の役割

例えば、交感神経系は血圧を上昇させますが、副交感神経系は血圧を低下させます。

全体として、2つの神経系が協調して機能することで、

体は様々な状況に対して適切に反応できるようになっています。


この自律神経の2つの神経を考えるとき、

「狩りをしている人間」と「獲物を食べ終わった人間」

を想像すると理解しやすいですんね。


では、この2つの神経が上手く働かないとどうなるでしょうか。

血圧が上がらなくて朝起きられない、ドライアイ、唾液が出にくい、

眠たいのに夜になっても寝付けない、体が痒くなる、食べると胃がもたれる、

便秘や下痢など、、、

もっと挙げればキリがないくらいに色々な不調が出てきます。

病名は付かないけど、

なんとなく不調という状態です。


そのバランスを崩すといわれているのが、

「感情」「ホルモン」「呼吸」という3つの要素です。

原因がわからないけど調子が悪いという症状は、

感情・ホルモン・呼吸も乱れ自律神経もさらに乱れます。

現代人が抱える原因不明のほとんどが自律神経の問題です。

私たちが健やかに過ごすためには、交感神経と副交感神経がバランスを取りながら、

適切に働くことがわかるかと思います。


現代人は自律神経の乱れがめだつので、

ネットやニュースなどの情報では、よく目にするもののほとんどが

自律神経のバランスを整えるため、

「ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスしましょう~!」

「マッサージを受けてリラックスしましょう~」

「カラダを動かしてリフレッシュしましょう!」

「マインドフルネスが重要です!」






などが一般的な自律神経の整え方になっています。

これらは、ストレスが交感神経異常興奮している説

であり、交感神経が強者で悪モノ説になっており、

副交感神経は弱者説で副交感神経を優位にする自律神経改善方法です。


しかし、、、

ストレスは全て必ずしも交感神経興奮が原因ではないのです!

それは、、、

副交感神経が興奮してしまう方もいるのです!


これは、、、世間に異論を唱える説でしょうか・・・???

自律神経のはシーソ状態のバランスが大事なのです。





2に続く・・・


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