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グルテンフリーでも不調が続く人が見落としがちな落とし穴①

グルテンフリーにしたのに、だるさ、胃もたれ、肌荒れ、お腹の張りが変わらない。むしろ食べられるものが減って、前より疲れやすい。そんなケースは珍しくありません。


小麦をやめること自体が間違いとは限りません。

体質によっては助けになることもあります。ただ、

「グルテンを抜けばすべて解決する」

と考えると、別の原因を見落としやすくなります。


*この記事は医療的な診断ではありません。強い症状、体重減少、血便、慢性的な下痢、息苦しさ、じんましんなどがある場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。*


俯瞰で見た台所のテーブルにグルテンフリー食品と野菜が並んでいる。
グルテンフリー食品だけでなく、食事全体を見ることが大切です。



グルテンフリー食品が体にやさしいとは限りません


グルテンフリーと書かれた食品は、健康的に見えます。けれども中身を見ると、米粉、

でんぷん、砂糖、油脂を多く使った加工食品もあります。


たとえば、グルテンフリーのパンやクッキーを主食のように食べていると、食物繊維やたんぱく質が不足しやすくなります。血糖の波が大きくなり、眠気やだるさにつながることもあります。


見直したいのは、次のような点です。


  • 主食が白米、米粉パン、米粉麺に偏っている

  • 甘いグルテンフリー菓子を安心して食べすぎている

  • 肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質が少ない

  • 野菜、海藻、きのこ、豆類が減っている

  • 外食や市販品が増え、塩分や脂質が多くなっている


グルテンを抜いた後に何を増やしたか。ここが体調を左右します。


隠れた小麦や交差汚染を見落としていることがあります


厳密に小麦を避ける必要がある人にとっては、少量でも症状に関係することがあります。特にセリアック病や小麦アレルギーが疑われる場合は、表示確認が重要です。


小麦は、パンや麺だけに入っているわけではありません。しょうゆ、カレールウ、ドレッシング、加工肉、揚げ物の衣、スープの素などにも含まれることがあります。


また、オーツ麦そのものにはグルテンが含まれないとされますが、栽培、輸送、製造の過程で小麦、大麦、ライ麦が混ざることがあります。厳密に避ける必要がある場合は、専用表示のある商品を選ぶ必要があります。


ただし、ここでも自己判断は危険です。アレルギーやセリアック病の検査は、グルテンを抜いた後だと正しく評価しにくくなることがあります。検査を考えている場合は、食事制


食事制限がストレスになって不調を強めることがあります


食べられないものが増えると、外食が怖くなります。家族や友人との食事も負担になります。すると、食事そのものが緊張の時間になりやすいです。


胃腸はストレスの影響を受けます。睡眠不足、忙しさ、運動不足、月経周期、感染後の体調変化なども、不調に関係します。


グルテンフリーを続けているのに改善しないときは、食べ物だけを責め続けないことも大切です。


簡単にできる確認方法があります。


  • 食事内容

  • 症状

  • 睡眠時間

  • 便通

  • ストレスの強さ

  • 運動量


これらを1〜2週間だけメモします。完璧な記録でなくて構いません。大事なのは、思い込みではなく、実際の傾向を見ることです。


目線の高さで見た食事記録ノートと温かいお茶が木の食卓に置かれている。
食事と体調を短く記録すると、原因を探しやすくなります。

何を抜くかより何を整えるかを考えます


グルテンフリーを続けるなら、抜くことだけに集中しないほうが安全です。

食事全体のバランスを整える視点が必要です。


まず意識したいのは、たんぱく質、食物繊維、ミネラルです。

主食を米にするなら、白米だけでなく雑穀、玄米、そば、芋類などを体調に合わせて使う方法もあります。たんぱく質は、魚、肉、卵、大豆製品から無理なく選びます。野菜や海藻、きのこも少しずつ戻します。


次に、制限を増やしすぎないことです。グルテン、乳製品、卵、大豆、砂糖、油を一度に抜くと、何が原因だったのか分からなくなります。栄養不足のリスクも上がります。


試すなら、期間と目的を決めます。


たとえば「2週間だけ小麦を避けて、お腹の張りと便通を見る」と決めます。その間に食事記録をつけ、変化があったかを確認します。変化がなければ、別の要因を考える材料になります。



受診や相談を考えたほうがよいサインがあります


軽い不調なら食事の見直しで整理できることもあります。

けれども、次のような場合は早めに専門家に相談したほうが安心です。


  • 下痢や腹痛が長く続く

  • 体重が意図せず減っている

  • 貧血を指摘された

  • じんましん、息苦しさ、口の中の違和感が出る

  • 血便がある

  • 食べることが怖くなっている

  • 制限が増えすぎて食事量が落ちている

    自己流で長く続けるほど、原因が見えにくくなることがあります。



グルテンフリーで大切なのは観察と整理です


グルテンフリーは、合う人には助けになります。けれども、不調の原因がグルテン以外にある場合、ただ小麦を抜くだけでは十分ではありません。


見直すポイントはシンプルです。


  • 小麦以外の食品で症状が出ていないか

  • グルテンフリー加工食品に偏っていないか

  • 栄養が不足していないか

  • 隠れた小麦を見落としていないか

  • 睡眠やストレスの影響を無視していないか

  • 必要な検査や相談を後回しにしていないか


体調を戻すには、原因を一つに決めつけないことが近道です。

食事を怖がるより、記録して、整理して、必要なら専門家の力を借りる。

グルテンフリーは、そのための手段の一つとして使うのがいちばん現実的です。


 
 
 

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